其の26 深山
「ちょっとー!君の穿いてるパンツ僕のなんだけど!!」
「えー、これ俺のですよー」
「俺のですよー、じゃないですよーー!それ僕のだから!」
「・・・お言葉を返すようですが、足立さんが着てるそのYシャツ、俺のですよ」
「え、うそ、マジ?」
「マジ。あと靴下も」
「え、でもこれは僕のだよ」
「右はね。左は俺の」
「あれ、ほんとだ。左右の靴下の色が違う・・・。えー、でもこれ僕の家のタンスにあったやつだよ」
「最近足立さん家によく泊まるんで、着替えとか置きっぱなしにさせてもらってました。」
「それで僕の服と君の服が混ざちゃってるのか・・・。こら、持って帰れよっ」
「いちいち持ってくのめんどくさくて。どうせ足立さんちの衣類洗濯するの俺だし。いいじゃないですか。
サイズだって同じだし。俺、足立さんのセンスのよろしくないパンツも結構気に入ってるんですよ」
「やっぱり僕のだって知ってて穿いてたんじゃないか!おいこら!脱げ!!」
「いやー、変態!スケベ!えっち!」
「こいつほんとむかつくわ!」
週1ぐらのペースで足立さん家に泊まりに行く主人公。
おもに、足立さん家での過ごし方は
・ゲーム(マ○オ、バイオ○ザード、モ○ハンなどなど)
・DVD観賞(洋画から邦画まで。成人指定も含む)
・朝まで討論会
などなど。
このほかにも主人公は自主的に洗濯、掃除、料理もやってあげてます。
・・・それでも付き合ってないっていうんですよ。この二人・・・。
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