其の14 流鏑馬

「あの僕の猫耳、見てて楽しい・・・?」
「はい。三十路手前のおっさんが頬染めて猫耳とか、滑稽で笑えます」
「・・・・・・・・・・」
「どうしたんですか?言い返さないなんて足立さんらしくないですよ?」
「・・・べ、べつに」
(いつもと違う状況に興奮したなんて絶対言えない!)



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