「いやーもうこの年になったら別に誕生日なんて祝ってもらうのもなんかねー。
ガキじゃあるまいし、喜ばしいことなんてなんもないよ。普段の日と一緒よ。
大人になると自分の誕生なんてそんなもんよー。だからこんなねケーキなんて別にいらないっちゃいらないよ。
まあ、くれるっていうならそりゃいただくよ?脳の疲れには糖分はいいって言うしね。でも、ホールはちょっと量が
多いよー。僕そこまで甘いもの得意なわけじゃないしー」
「じゃあ、もういりませんか?他の人にあげます」
「なななななななんでよ!それ僕のためにつくったんでしょ????ほほほほほほ他の人になんてやるなよ!!!!!!」
「でも、苦手って言ってたじゃないですか」
「得意じゃないだけで、苦手とは言ってない!ほら、それ全部ちょうだい!今日の晩飯に食べるから!」
「別に無理してもらわなくて結構です」
「え、あ・・・・う・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・ごめん。その、素直に嬉しいです・・・。でも、ほら僕大人ですし、あんまりはしゃぐとその
大人気ないって言うか引かれたらどうしようって・・・だからあの、その・・・ケーキおかわり・・・」
「別に引いたりしませんよ!こっちこそ、余計なことやってしまったかとおもいました。嬉しいなら素直にそう言ってください」
「本当?じゃあ、素直になっちゃおうかなー。ふふふふふはははははやったあああああ!手作りケーキだって!!!!!
初めてもらっちゃたよおおおお!うまー!!!甘さ控えめだし、フルーツたくさん入ってるし!マジうまい!
生クリームもふあふあ!誕生日なんて祝ってもらうの何年ぶりかな。いやー本当嬉しい!」
「・・・・・・・」
「・・・・・引いてない?」
「う、うん」
「よかった!はははは!誕生日サイコーー!!」
「お、おめでとうございます」
「ありがとう!!!!」
そんなわけで足立さん、お誕生日おめでとう!!!!